最終更新日
Sun, Feb 7, 2010

映像コンテンツをどのように活用して行くのか?どうしたら効果的に利用できるのか?そんなヒントをユーザーの声からご紹介します。

「最新の実践」や「生の声」で学生に刺激を与えたい

びわこ成蹊スポーツ大学・・・佐々木直基先生

スポーツを専門とする学生たちを日々指導して行く中で、学生には、学内での講義や演習だけでなく、優秀な指導者の「最新の実践」や「生の声」をできるだけ多く見させ、聞かせたいと考えている。
なぜならそういった情報は学生に刺激的で、自ら考えるきっかけとなり、競技や学習の意欲を高めることに有効であると考えているからである。しかしながら地方の大学では、そういった刺激が容易に手に入らないのが現状である。

そのような目的で、私の担当する授業では、講義科目と実技科目それぞれにおいてDVDの映像を活用している。

1)コーチングを専攻している学生を対象にした講義では、チーム作りをテーマにした単元において、チーム作りの一般理論の講義とともに優秀な指導者の実践編として中川文一先生のインタビュー(「強いチームを作る」)を視聴させている。学生たちは優秀な指導者の「言葉」を聴くことで理論(講義内容)と実践(DVDの内容)をつなぎあわせることができるため、将来目指すべき「コーチング」を具体的にイメージすることができると考えている。

2)実技科目「バスケットボール」ではシュートスキルの獲得にDVD「キッズシューティングプログラム」(日高哲朗先生)を活用している。授業ではDVDを一度に全編見せるのではなく段階的なスキル獲得に合わせ、部分的に、複数回視聴させている。またこの「キッズシューティングプログラム」は子どもが対象となっているため、バスケットボールが専門外や苦手と感じている学生たちにとってもわかりやすい内容となっているだけでなく、子どもができるのであれば「自分にもできる」と言う動機付けにもなっていると感じられるなど副次的な効果も得られている。

講演会や指導に来ていただくことが難しい分、今後も映像を用いることで学生たちに刺激を与えて行きたいと考えている。もちろん関西地区での講演会やクリニックの開催、本学での特別講演など学生たちに「生」の声や指導をいただく機会があれば最高であると考えている。

*DVDの授業での利用にあたっては事前に佐々木先生よりその旨申請があり、著作権者の了解を得ています。

佐々木直基(ささき なおき)
1979年神奈川県生まれ。玉川大学農学部卒業後、筑波大学大学院研究科修了。体育学修士。日本女子体育大学などを経て、2007年よりびわこ成蹊スポーツ大学スポーツ学部競技スポーツ学科専任講師。同大学男女バスケットボール部監督。2002〜04年筑波大学女子バスケット部コーチ時代にインカレ優勝、2005〜2006年日本女子体育大学バスケットボール部コーチ。

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Movie Delivery=ムービーデリバリーとは、「競技やチーム指導に役立てたり、選手自身が向上を図るのに役立てたりするための動画を数多く制作して、スポーツの普及発展に寄与するためのサービス」です。競技ごとに作られた数多くの動画データベースから自分の知りたい内容をダウンロードするシステム構築を目指していますが、現在はDVDでの提供を主体としています。
なお、ご購入は「SPORTS DELIVERY」サイトからご利用いただけます。

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