最終更新日
Fri, Oct 8, 2010

 ミニバスケットボール界で小鷹勝義監督を知らない人は少ないかも知れません。監督が子どもたちに自分を「おじちゃん」と呼ばせているいるのをご存じの方も多いでしょう。それは中山MBC監督として輝かしい戦績を残しているから、というだけでなく、監督の指導姿勢と独特な理論に多くの人が共感を覚えるからだと思います。
 私たちは4年前、小鷹監督の日頃の指導を紹介したいと願い、中山MBCの練習を取材してDVD「子どもは学びの天才」第1弾をリリースしました。幸い、小鷹監督初の映像作品であったこともあり、全国を網羅するほどの大きな反響を得ました。

 今回は一般の子どもたちに指導する姿を収録しました。内容は大きく「フットワーク」と「ドリブル」に分けられます。課題を与えながら講習が進んでいきますが、キーポイントは詳しく解説がされるだけでなく、何度も指摘されます。その内容は教科書的な理論の枠を超え、小鷹監督自身の指導実践と深い思慮から生み出されているのが見て取れます。子どもたちにとっては日頃受けている指導と異なる部分もありますが、なぜそうなるのかをじっくりと語りかけ、子どもたちが混乱したり戸惑ったりしないように慎重にことばを選んでいるのがわかります。5分前、10分前にはまったく形になっていなかったプレイがいつの間にかできている、その愕きは見ている私たちよりも子どもたち自身が一番感じているのだと思います。

*サンプル映像は下記のショッピングサイト「スポーツデリバリー」に掲載しています。

各巻5,800円(税込)
仕様:DVD-R(プレーヤー、パソコン両方で再生可能)、盤面4色印刷、トールケース入り、ジャケット4色印刷

お申し込みは専用ショッピングサイト「スポーツデリバリー」でどうぞ。

■ Vol.1 SKILLFUL FOOTWORK スキルフル・フットワーク
by Kotaka Katsuyoshi Time:46'43"
◆スキップ
 
スキップ
  リズム感、バランスを大切に
 スキップ(足が2のリズム)
  両肩をエンドラインと平行に
 Point:ストップ、ピボット
 スキップ(足が3のリズム)

◆カップリングスキップ
 カップリングスキップ(手をたたきながら)
 カップリングスキップ(リズム/手:2 足:1)
 カップリングスキップ(リズム/手:1 足:2)

◆大また歩き
 大また歩き
  頭の位置は両足の真ん中
 Point:1回で大きく踏み出す
 大また歩き(後向き)

◆バックラン
 
バックラン(バックペダル)
 Point:顔は前に向ける
  エンドラインの10cm手前でストップ

◆バックスキップ
 
バックスキップ
 Point:膝を高く上げない
  リングを見ながら戻る

◆バックスキップからコースチェック
 
バックスキップからコースチェック
  相手が来るコースにクロスオーバーステップ
  頭の位置は踵のまっすぐ上

◆サイドステップ
 サイドステップ
 Point:膝の高さが同じ
  爪先と膝を同じ向きにする
  両足をくっつけない
  シューズが隠れるくらい膝を前に
 サイドステップ(5回ステップからストップ)
 サイドステップ(スピード)

◆クロスラン
 クロスラン
  顔と体は前に向けて行う
 Point:追いついたらサイドステップ
 コースチェック後の足の動き

◆コースチェック 1 on 1
 コースチェック 1 on 1(ドリブルなし)
  1対1の基本はリングを背にするディフェンス
  クロスオーバーステップからサイドステップ
 ディフェンスの理想的な位置
 コースチェック 1 on 1(ドリブルあり)
  ボールを奪いに行かない
  予測することの大切さ

 

■ Vol.2 DRIBBLE TECHNIQUE & 3 on 3 ドリブルテクニック& 3 on 3
by Kotaka Katsuyoshi Time:55'40"

◆ドリブル 2ボール
 
2ボール
  ドリブルは上から下にたたく

◆ドリブル リトリート
  ドリブルチェンジではコースを変える
 リトリート
  ボールカバーしながら下がりコースチェンジ
 Point:足を戻すときに後ろでコースチェンジ

◆ドリブル スキップ
 スキップ
  センターラインでスキップ
 Point:スキップすることで自然に顔があがる

◆ドリブル スキップからチェンジ
 スキップからチェンジ
 Point:ドリブルするときには前を見る
  ドリブルチェンジして逆の手でボールを取る

◆フロントチェンジ
 フロントチェンジ
 Point:肩の高さから行うと大きく移動できる
 フロントチェンジ(プルバック)
  後ろ足までボールを下げる
  チェンジのときに目線を下げない

◆ドリブル ロールターン
 
ロールターン
 Point:必ず逆の手でキャッチする
  掌は必ず下を向いていなければならない

◆ドリブル ビハインド・ザ・バック
 ビハインド・ザ・バック
 Point:ボールを上から下にたたく
  ボールをたたいて逆の手でボールを追いかける
  ロールターンと同じ
  後ろを通そうとしない

◆20秒 1 on 1
  リングをめがけてドリブルで抜いていく
 20秒 1 on 1
  課題:フェイスアップして周りを見る
  4ヵ所で同時に行う

◆3 on 3 2ボール(ポスト)
  1対1を仕掛けながらポストにパス
 3 on 3 2ボール(ポスト)
  自分で自分のディフェンスを連れて行く
  パスしたらフェイントを入れて移動

◆3 on 3 2ボール(アウトサイド)
 3 on 3 2ボール(アウトサイド)
  プレイの後のプレイ
 Point:パスをもらったらすぐにリングを見る

◆オールコート 3 on 3 側線速攻
  リングに向かったパスは危険
 オールコート 3 on 0 側線速攻
  常にボールを見られる位置で移動する
  大きくスペースを使ってパスを受ける
 オールコート 3 on 0 側線速攻
  リングに向かわないパスを入れる

  

小鷹 勝義(こたか かつよし)

1955年7月東京都世田谷区に生まれる。東京都江東区深川第四中学校(東京都中学校バスケットボール大会優勝、関東中学校バスケットボール大会Aブロック優勝)、東京都私立京北高等学校(三重県インターハイ優勝、神奈川県関東大会優勝)を経て、1974年日本重化学工業株式会社バスケットボール部入部(実業団2部及び関東実業団に加盟)。1987年同部アシスタントコーチ、1989年同部ヘッドコーチ、1993年〜1995年同部監督。1993年中山MBC男子監督に就任、1994年からは中山MBC男女監督となる。1998年から千葉県市川市ミニバスケットボール連盟理事、1999年からは同連盟強化委員長に就任。
(中山MBC戦績)全国ミニバスケットボール大会優勝2回・準優勝1回、千葉県大会優勝15回・準優勝4回、スポ少夏の関東大会優勝3回・準優勝1回、冬の関東大会優勝4回、さざなみ関東大会優勝1回・準優勝2回・3位2回、奈良カップ優勝1回、県南カップ優勝2回

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