最終更新日
Sat, Nov 15, 2008
中川文一 毎日続けるオフェンスドリル 全3巻

 元女子日本代表ヘッドコーチ中川文一氏が率いる富士通レッドウェーブが、2007年度皇后杯全日本総合バスケットボール選手権3連覇、WJBL初優勝を果たしました。

 日本リーグ・Wリーグ優勝15回、オールジャパン優勝11回の静かなる闘将が「チームとしてのオフェンス」にどうこだわり、今、何をしようとしているのか。実際に富士通が行っている日常的な練習を収録しただけでなく、それらひとつひとつに中川ヘッドコーチ自身が解説を加えています。

*サンプル映像は下記のショッピングサイト「スポーツデリバリー」に掲載しています。
DVD『中川文一 毎日続けるオフェンスドリル』 全3巻

各巻5,250円(税込)

仕様:DVD-R(プレーヤー、パソコン両方で再生可能)、盤面4色印刷、トールケース入り、ジャケット4色印刷

お申し込みは専用ショッピングサイト「スポーツデリバリー」からどうぞ。

■ Vol.1 SCORING DRILLS Shooting & Fundamentals
by Nakagawa Fumikazu Time:46'17"

まず富士通の練習がどれほどシューティングやファンダメンタルに徹底しているかを知ることになります。中川ヘッドコーチは技術的にはミニバスも実業団も変わりはないといいます。練習量など時間的な制約はあっても、目指すべき技術は同じなのです。
「かごに入れないとバスケットでは得点になりませんから」中川ヘッドコーチはさらりといいます。貯金箱にこつこつ硬貨を貯めるように、シューティングドリルやファンダメンタルドリルを毎日地道に続けることにこそ価値があるのです。
またレクチュアリング(講習会)映像から、オフェンスドリルに関わる「中川語録」を紹介します。そこにはオフェンスを考えていく上でのたくさんのヒントが含まれているだけでなく、今日から生かせる練習法や技術が紹介されています。

◆基本シューティング
 ボディビハインド
 ミドルシュート
 レッグスルー
 ロングシュート
 ロールターン
 フリースロー
◆ランニングパス
◆ゴール下シューティング
 チェストパス
 ディフェンスから遠い手で
 バウンズパス
 フェイクしてディフェンスから遠い手で
 プッシュパス 右手・左手
 フックシュート1〜6
 手渡しパス1〜2
 リバウンド&シュート1〜4
 右にパスして左へ走る
 フェイドアウェイシュート
 フェイクパス
◆5分間シューティング
 タップパス
 ランニングからのシューティング
 フックパス
◆スタンディングパス
◆ドライブ後のステップ
 チェストパス・バウンズパス
 ジャンプストップ〜クロスオーバーステップ
 ワンハンドパス
 背面でジャンプストップ〜ロールターン1〜2
 プッシュパス
 ロールターンしながら
◆ラインドリブル  1ステップで
 ワンフェイク
 送り足で
 低いドリブル  送り足からダブルクラッチ
 高いドリブル  送り足でストップ 1〜3
 インサイドアウト  ジグザグにステップを踏んで
 フロントチェンジ   
◆LECTURING
座学講習会映像から、オフェンスドリルに関わる「中川語録」をまとめています。ここにはオフェンスを考えていく上でのたくさんのヒントが含まれているだけでなく、今日から生かせる練習法や技術が紹介されています。
・ファンダメンタルをどう身につけるか
・シューティングの練習法
・シューティングドリルの3要素
・パスを出すタイミング
・フックパスの効用
・パスミスしないためには
・ドリブルドリルの紹介
・サークルドリブルドリル
・ディフェンスをつけた2メンパスドリル
・パス練習の必要性
・『球を放してフリーで動きなさい』
・ヴィジョンを変えろ
■ Vol.2 SCORING DRILLS 1 on 1 Outside & Inside
by Nakagawa Fumikazu Time:41'56"

中川ヘッドコーチはファンダメンタルに加えて「1 on 1はバスケットボールの原点である」と断言します。だからこそ、細かいシチュエーションを想定した実戦的なドリルを数多く行っているのです。「できないことはやるしかない」。これが練習に対する中川ヘッドコーチの姿勢であり、前提です。貯金箱にこつこつ硬貨を貯めるように、毎日地道にドリルを続けることにこそ価値があるのです。

◆ムービングレシーブ
◆インサイド 1 on 1 ローポスト
 ジャンプストップ 1〜2
 ベースライン側を攻める 1〜5
 ストライドストップ 1〜3
 フリースローライン側を攻める 1〜6
 送り足〜ベースライン側を抜く
 1 on 1
 送り足でストップ 1〜2
◆インサイド 1 on 1 ハイポスト
 クイックステップ〜ベースライン側を抜く
 バックターン〜レイアップ
 ジャンプストップ〜ドロップステップ
 フロントターン〜シュート
◆レシーブ後のドリブル
 バックターン〜シュートフェイク〜1ドリブル〜ジャンプシュート
 1ドリブル〜フロントチェンジ
 リバースターン〜レイアップ
 1ドリブル〜ボディビハインド
 リバースターン〜クロスオーバーステップ〜レイアップ
 1ドリブル〜レッグスルー
 リバースターン〜ジャンプシュート
 1ドリブル〜ロール
  1 on 1
 1ドリブル〜フロントチェンジ(ダブル)
◆インサイド 1 on 1 ペイント内
◆アウトサイド1 on 1
◆ディフェンスの逆をつく動き
 ムービングレシーブからの1 on 1
 ターン〜レイアップ
 遅れ1 on 1(45度でミート)
 ターン〜ジャンプシュート
 遅れ1 on 1(フレアに動いてコーナーでミート)  ターン〜シュートフェイク〜1ドリブル〜シュート
◆INTERVIEW 「強いチームをつくる」

この巻にはインタビュー「強いチームをつくる」を収録しています。「強いチーム」とはいったいどんなチームなのか?どんなことがポイントになるのか?何をすればよいのか?中川ヘッドコーチがじっくりとその真意を語りかけます。

◆LECTURING

座学講習会映像にはオフェンスを考えていく上でのたくさんのヒントが含まれているだけでなく、今日から生かせる練習法や技術が紹介されています。
・ 1 on 1はバスケットボールの原点
・ボールのもらい方
・浜口典子選手のローポストプレー
・ローポストでのボールのもらい方
・ハイポストからのドライブ

■ Vol.3 SCORING DRILLS Combination Play
by Nakagawa Fumikazu Time:48'46"

「パッシングの中川」と耳にします。中川ヘッドコーチはチームオフェンスをどのように考え、どのように組み立てているのでしょうか?日頃なかなか聞くことのできない一歩踏み込んだバスケットボール・メソッドを明らかにします。
 パスやカット、スクリーンを使って2対2、3対3で攻めるオフェンス理論、それらを可能にするパスやカット等の技術論、そしてどのように身につけていけば良いのかを実際のドリルを例に中川ヘッドコーチ自らが具体的に解説します。

◆アウトサイド 2 on 2 トップ&ハイポスト
◆インサイド 2 on 2
 ボールサイドカット 1〜3
 45度でミート&ポストアップ
 リバースカット 1〜2
 ハイポストでミート&ポストアップ
 アラウンドプレイ
 反対サイドでミート&ポストアップ
 2 on 2
◆パッシングダウン
◆アウトサイド 2 on 2 トップ&45度
 ピボット
 アラウンド 1〜2
 ピボット&パス
 アラウンド〜ピック&ロール1〜4
 3 on 3(パスのみ)
 2 on 2
 3 on 3(パス&ドライブ)
 パス&ラン/ボールサイドカット1〜4
◆ 4 on 3
 パス&ラン/リバースカット1〜3
 オフェンスのいなし
 2 on 2
 
◆LECTURING
講習会映像から、オフェンスドリルに関わる「中川語録」をまとめています。そこにはオフェンスを考えていく上でのたくさんのヒントが含まれているだけでなく、今日から生かせる練習法や技術が紹介されています。
・クロスのフラッシュからの展開
・パス&カットでインサイドを攻める
・学んだプレーをゲームで生かすには?
・インサイドへのパスは高度である
・ピボット&パス
・ドリブルと同じ方向に動く
・シンプルでスピーディーな動き
PROFILE

中川文一(なかがわ ふみかず)
 1947年京都府生まれ。京都城南高校を経て東京教育大学卒。現在、富士通レッドウェーブ・ヘッドコーチ。1971〜1976年ユニチカ宇治コーチ。1976〜2003年シャンソン化粧品監督。2004年から富士通ヘッドコーチ。1990〜1999年女子日本代表ヘッドコーチ。選手がコートの中で自在にプレイできるように指導することを、目標に掲げています。
 東京教育大学を経てユニチカ宇治のコーチに就任し、中川氏の輝かしいコーチ人生の扉は開かれました。そして5年後の1976年、中川氏の名を不動のものとする転機が訪れます。シャンソン化粧品の監督に招かれたのです。采配をふるった28年の間に、日本リーグ・Wリーグ合わせて優勝14回、オールジャパン優勝10回という金字塔を打ち立てました。今年はこの優勝回数をさらに伸ばすことになりました。
 1990年から1999年までは女子日本代表ヘッドコーチを務め、1996年には20年ぶりとなるアトランタオリンピック出場を現実のものとしました。そのオリンピックでの戦いぶりは今でも語り草となっています。予選リーグで世界選手権準優勝の中国と強国カナダを破る大健闘、準々決勝ではアメリカと93-108の大接戦を演じ、最終的に7位入賞を果たしました。
 代表ヘッドコーチ就任にあたって中川氏は「世界で勝負するために日本のバスケットボールスタイルを作るときがきた」と誓いを立て、まずディフェンス力強化に重点を置き、次いでシュート力強化へと確実に歩を進めていきました。「世界に出るとディフェンスだけでは勝てない。シュートを入れてナンボ」と断言し、オリンピックの大舞台において3Pシュートの成功本数(66本)とフリースロー決定率(78.7%)で並み居る強豪を抑えて1位に輝く実績を残したのです。

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