佐々木三男氏(慶応義塾大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ)の徹底したチーム作りは、理論と信念に基づくだけに誰にとっても参考になります。大学選手権2年連続決勝進出を果たし、内1回は優勝という安定したチーム作りの裏にあるのは・・・。
チーム作り最初の仕事は学生が考えるチーム像と指導者が考えるチーム像をシンクロさせることだと言います。シーズンに入る前に、両者の考え方を時間をかけてすりあわせることが欠かせないのです。指導者はこのすりあわされた理念=「部の運営とプレイルール」を年間を通して徹底します。特にプレイルールは一貫して遂行させなければなりません。そのためには、指導者の一方的な押しつけにならないように、学生を尊重し、論理的に理解を求めます。