最終更新日
Wed, Jan 27, 2010

 佐々木三男氏(慶応義塾大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ)の徹底したチーム作りは、理論と信念に基づくだけに誰にとっても参考になります。大学選手権2年連続決勝進出を果たし、内1回は優勝という安定したチーム作りの裏にあるのは・・・。

 チーム作り最初の仕事は学生が考えるチーム像と指導者が考えるチーム像をシンクロさせることだと言います。シーズンに入る前に、両者の考え方を時間をかけてすりあわせることが欠かせないのです。指導者はこのすりあわされた理念=「部の運営とプレイルール」を年間を通して徹底します。特にプレイルールは一貫して遂行させなければなりません。そのためには、指導者の一方的な押しつけにならないように、学生を尊重し、論理的に理解を求めます。

佐々木三男
 成果を出すための方式を説明した上で、ひとつひとつのプレイのバリエーションを的確に指摘して、単に理解するだけでなくそれを実践していくための方法を示します。学生には役割を分担し、ひとりひとりがチームにとって不可欠であることを理解させる中で、練習の意味やその目指すところを絶えず言い続けなければなりません。
 佐々木氏がシーズン前から、どのようにしてチームを作り上げていくのかを具体的に紹介する講習会映像をもとに構成しました。明日のチーム作りに生かして行っていただきたいと願います。

販売定価 5,229円(税込) 本編:65分
仕様:DVD-Rビデオ、トールケース入り、ジャケット4色印刷、盤面4色印刷

お申込みは専用ショッピングサイト「スポーツデリバリー」でどうぞ。

*サンプル映像もショッピングサイトに掲載しています。

■チーム作りの考え方
 年間目標
 チームコンセンサス
■チームコンセンサス
 チームルールの共有
  部員の役割分担
  チームプレイ=トランジションゲーム
■トランジションゲームの重要性
 イージーバスケット
 身長差を動きでカバーする
 2 on 1 オーバーナンバー
■チームプレイ構築の発想
 常勝チームの指導経験から
 ユニバシアード代表チームの戦いから
 効率性の追求

■チーム作りの実際
 メンタルとプレイ
  部員である前に塾生であれ
  勝利至上
 チームルールの構築・実践
■理念・指導の一貫性
■スポットライト法〜指導実践1
■スポットライト法〜指導実践2
■目標設定の変更
■モチベーションを上げる
■速攻・早攻めの違い

*本作品は2010年に制作されました。
*撮影時の状況により画質が良好でない箇所がございますことをご了承ください。
佐々木 三男(ささき みつお)

1948年福岡県生まれ。日本体育大学体育学部卒。慶應義塾大学環境情報学部教授。慶應義塾大学体育会副理事。同大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ。特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会理事。
77〜89年同大学女子バスケットボール部コーチ(79年関東1部リーグ昇格)。92〜99年日本体育大学女子バスケットボール部コーチ(インカレ優勝1回、準優勝7回、全日本選手権3位、関東女子1部リーグ8連覇)。この間、ユニバシアード女子代表コーチとして歴戦を指導、世界の中での日本という視点を自らの中に養う。96〜97年には米国オレゴン州立大学アスレチックデパートメントにバスケットボールコーチ留学。米国バスケットボール界の情勢にも大変詳しい。女子指導経験者ならではのきめの細かさに加え、国際的な視野の中で培われた指導理念は説得力を持つ。

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