ユニバシアードで行われた試合をビデオ撮影しながら、「試合の時間がなかなか進まない」と感じていました。もともと1試合終わるのに1時間40分はかかるのですから長く感じて当然なのかもしれませんが、その本当の理由は、お互いのファールの数にありました。
日本の大学生の試合に比べ、とにかくファールが多いのです。多くのチームのプレイヤーは、自分のマークマンには決して良いポジションをとらせない、決して抜かせない、簡単なレイアップは許さない、といった調子でファール覚悟の厳しいディフェンスを仕掛けます。
このディフェンスの激しさは見習うところが大きいのですが、大会中の僕には多少やっかいなものでもありました。1日に何試合もビデオ撮影をしていれば、中には力の差がありすぎて退屈してしまうような試合もあります。そのような試合でもファールは次々と宣告され、フリースローが続き、時間がなかなか進んでくれません・・・・。「勝敗も決まっているし、そろそろ終わってくれないかなぁ」と思いつつ、ディフェンスの激しさに驚くばかりでした。