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　監督や指導者は一面孤独な存在であり、さまざまな場面で悩みを抱え、葛藤している。それはトレーニングだけではなく、もちろん試合においても変らない。「だれをどのように起用するか」、チームの現状を考え、最適と思われるメンバー選考を目指すのは当然だが、いったいそこに共有できる『ノウハウ』はあるのだろうか。
　今回、講師としてお招きした小井土正亮（こいど・まさあき）氏は筑波大学蹴球部監督として、2015年、戦後初めて関東大学リーグ２部に陥落した同大学蹴球部を１年で1部リーグに復帰させただけでなく、翌年のインカレでは13年ぶりに頂点へと導いた。今季も前期リーグを首位で折り返し、天皇杯予選ではJ1チームを逆転の末に破るなど快進撃を続けている。こんな成果をあげつづける監督はメンバー選考においてどんな『ノウハウ』を持っているのだろうか。

　小井土監督は試合毎にメンバーを変える、というより「そうせざるを得ない」という選択肢が見つかるまで何度も検証し悩み抜いてメンバーを決めます。では具体的に、何をどう考えて決断するのでしょうか。コーチング学の研究者でもある小井土監督が、日々、試行錯誤するなかで獲得してきた知恵を、「実践知」としてまとめ報告するとともに、受講者のみなさんと共有しながらさらに検証し、普遍性を高めていける一歩となるような講習会を目指しています。

　1978年岐阜県生れ。筑波大学体育系助教・同大学蹴球部監督。岐阜県立各務原高等学校卒業後、筑波大学体育専門学群に進学。在学中は大学3年・4年に全日本大学サッカー選手権大会で準優勝を経験する。卒業後は同大大学院に進む一方、水戸ホーリーホックで１年間プロ生活を送った。現役引退後、大学院修士課程２年次より筑波大学蹴球部のヘッドコーチとして活動した。修士修了後2004年に柏レイソル・テクニカルスタッフ、翌2005年からは清水エスパルス・アシスタントコーチを務め、2013にはガンバ大阪コーチに就任。2014年ふたたび筑波大学蹴球部ヘッドコーチとなり、２部降格を経験。2015年に同大蹴球部監督となり１年で1部復帰を果たした。2016年にはリーグを２位で終了し、インカレでは13年ぶりに優勝に導いた。
研究：スポーツ運動学研究29「サッカー競技会における監督のメンバー選考に関する実践知　-短期トーナメント方式の大会に行ける実例を例証として-　小井土正亮・原仲碧・中村剛」

１）選手のモチベーション管理
２）ポジティブな空気の創出と維持
３）チームの力を最大限に発揮させるための決断

＊講習内容は一部変更される場合があります。

本講習に興味のある方ならどなたでも可
・指導者　・指導志望者　・学生　・選手　など

＊当日講習会の模様をビデオ、写真収録しますのでご了承ください。配慮が必要な方は受付時にお申し出ください、座席位置を考慮します。

40名
＊募集締切りは8月7日（月曜日）です。なお定員になり次第、受付終了となります。

事前のお申し込み及びお支払いが必要になります。
お申し込みいただきますと、弊会より開催要項及び郵便振替用紙を郵送いたします。該当金額をお振り込みいただいた時点で正規のお申し込みとなります。
学生割引をご希望の方は学校名、学生証番号、学年、有効期限等をお書きください 。

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