4年連続で行われる佐々木三男ヘッドコーチ(慶應義塾大学男子バスケットボール部)のラーニングコースです。
2011年シーズンは慶應義塾大学男子バスケットボール部にとって試練の年だったと言って良いでしょう。第60回大学選手権で優勝以後、3年連続で決勝進出を果たしたチームが関東2部リーグへの降格を余儀なくされました。しかし、毎年選手が入れ替わる学生チームにとって、これは十分あり得るケースであり、私たちにとっても身近な経験であると言えます。もちろん長い指導歴を持つ佐々木先生もこれに匹敵する、あるいはこれ以上の厳しい実体験を重ねて来ました。
今回の結果を踏まえ、どこにその問題点があったのか、何がチームの再生につながるのか、昨年降格決定後すぐに検討に入り、新シーズンに向けて着々と準備を進めています。本講習会を通して、まさに慶應義塾大学のReborn=再生を間近に、リアルタイムで共有していきます。
佐々木三男先生から
「今回の講習会は、私にとって大変重い講習です。
今まで技術に立脚した戦い方を指導すれば、その選手の特徴を活かした役割分担が自ずから理解され、運動能力やバスケットボール経験(バスケIQ)を超越出来るものと信じて指導を行って来ました。
この意味から昨シーズンの敗戦は、私にとって信じがたい、シーズンでありました。
練習では、負のスパイラルを実感しました。
以上の事をご理解いただき、練習あるいは試合を戦いながら「何を想い、何を施したか」を素直に語り、受講の方々の現場指導のヒントになる事を願ってお話を致します。」