《イングランド・プレミアリーグのチェルシーFCやリバプールFCでメンタルサポート、組織心理学に基づいたサポートを担当する英国博士が来日》
マーク・ネスティ博士とマーティン・リトルウッド博士の2人は、チェルシーFCやリバプールFC等で、従来の心理学的アプローチとは一線を画す「Existential Approach」を採用し、選手やスタッフのメンタルサポートを行っている。
その目的は、自ら決断し、その結果の責任を取れる選手を育てることにある。2人は選手とともに価値観や人生観を見つめ直し、困難に正面から向き合い、それを糧として選手の成長につなげるようにすることを目指している。
本講習会ではパネルディスカッション形式として、まず第一にExistential Approach(存在論的心理学アプローチ)の基礎的な概念を知り、現場での応用・方法論の理解を深める。
次に。もちろん最初からうまく行ったわけではない。2人の、現在に至るまでの選手との関わり方の試行錯誤の実体験を知り、実施にあたっての課題や問題点を共有する。
最後は。年齢、性格、成長の背景の異なる選手と関わる際の「鍵」は何か。具体的な事例を上げながら探究する。