スポーツを通じて子どもたちの未来を変えたい
大げさですか? では「子どもと大人のコミュニケーションをはかるための最良の手段を提供する」ではどうでしょうか?スポーツを真ん中に置いて子どもと大人がコミュニケートする。教える、学ぶ、努力する、考える、闘う、意見を述べる、力を合わせる、笑う、泣く、怒る、喜ぶ、悲しむ・・・。スポーツを中にすると、フィジカルな面もメンタルな面も含めてあらゆる人間的な要素が自然に噴き出してきます。
新しい技能を覚える喜び、負けた悔しさ、ほめられたときのうれしさ、声をかけ励まし合う、力を尽くす、汗が目にしみる、くたくたになる、がつがつ食べる、一杯の水のおいしさを知る。しかし本当は子どもと大人の間だけではありません。スポーツは、子ども同士、大人同士、人間同士の重要なコミュニケーション活動そのものです。
自分と向き合い、人と向き合う・・・・。休日、子どもを誘って広場でボールを投げ合う。たったひとつのアドバイスが子どもにどんな影響を与えるか知っていますか? 仕事帰りにビルの屋上でフットサル。気心の知れた仲間と大声を出して動きまわり、もやもやした気持ちを晴らすことはありませんか?
スポーツがからだを通して実感させてくれるものは他では得られないものです。学校や塾、また家庭で一面的に追い込まれている子どもたちにスポーツの本当の楽しさを実感させ、その醍醐味を味わえるように導くことは、子どもたちの将来に良い影響を与えるはずだと信じています。
スポーツを通じて子どもたちの未来を変えたい。大声ではちょっと大げさで恥ずかしい感じがしますが、小声で構いません。ひとりでも多くの方にそっと言ってもらいたい。「子どもたちの未来を変えよう」と。