日頃、子どもたちへの指導に取り組む方々にとって、バレーボールに必要な動きをいかに無理なく身につけさせるかは大きな課題となっています。
私たちはこれまでの指導法を整理するとともに、具体的にどんな動きのポイントがあり、つまずきやすい点があるかを徹底的に精査、検討しました。その上で、子どもたちの興味関心を引き出しながら神経系を刺激し、バレーボールの基礎づくりにつながるような「遊び」の開発を研究テーマとしました。
数多くのアイデアが出され、その実践が繰り返される中、子どもたちの表情や反応が変わるとともに、動きが改善され、バレーボール競技への導入がスムーズに進むことを実感しました。
このたび3年間の研究成果を、映像化というより分かりやすい形でご覧いただけるようになりました。全58種類のドリルとゲームにはさまざまなヒントがつまっています。この機会に多くの指導者・関係者のみなさまにご参考にしていただければ、微力ながら次代を担うバレーボーラーの輩出にも貢献できるものと確信しております。