最終更新日

Fri, Sep 27, 2013

米国バスケットボールのコーチ学に造詣の深い日高哲朗先生による、待望の戦術論DVD。

 アメリカバスケットボール界で今、もっとも注目されている攻守の戦術を全3巻でお届けする「日高哲朗 注目の戦術 The Strategy of Attention」。

 「リード・アンド・リアクト・オフェンス」「ドリブル・ドライブ・モーション」「パックライン・ディフェンス」の3つは一般的なレベルの高校や大学、NBAでも使われるオフェンスとディフェンスのシステムです。もちろんこれらをすでにご存知の方も少なくないでしょう。本DVDでは戦術を実際にどう活用し、練習していけば良いのかを指導映像を交えながら解説していきます。

日高哲朗

販売定価 各巻5,985円(税込)
仕様:DVD-Rビデオ、トールケース入り、ジャケット4色印刷、盤面4色印刷

お申込みは専用ショッピングサイト「スポーツデリバリー」でどうぞ。

*サンプル映像はショッピングサイトに掲載しています。

VOL. 1 Read and React Offense

 モーションオフェンスの発展系とも言うべき「リード&リアクトオフェンス」はドライブを中心にしたフリーオフェンスです。直訳すれば「読みと反応」となりますが、ボールマンプレイヤーに対して他の4人(リアクター)がリード&リアクションするオフェンスで、マンツーマンとゾーン両方のディフェンスに対応できるフレキシブルなオフェンスと言えます。

本編 59:42

Concepts
 モーション・オフェンスとの違い
 1つのプレーに特定のプレーが対応
 リック・トーベットが開発
 17のレイヤー(層)で構成
 基礎的な技術が前提となる
 特徴とキーポイント
Circle Movement
 サークル・ムーブメント
 動き出しのタイミング
 縦のドリブルの判断基準
 抜いたかどうかの判断
 ピックアップ後のパス
 ボールを受けるプレーヤーの動き
 ボールを受けた後の動き
 コーナーのプレーヤーへのパス
 インターセプションされにくいパス
 セーフティバルブ
 サークルムーブメントの特例
 SLOT ドライブコース
Baseline Drive
 ベースライン・ドライブ
 シュートでのジャンプ
Pass and Cut
 パス・アンド・カット
 シェーキング Shaking
 カットの際、無駄足を使わない
 フロントカットに対するパス
  ドリル:ストロングドリブル
 ローポストプレー

Post Reaction
 ポストより上にドライブ
 スロットにドライブ
 ポストより下にドライブ
Speed Dribble
 スピード・ドリブル
 バックカット
Power Dribble
 パワー・ドリブル
 ハンドオフ
Circle Reverse
 サークル・リバース
 カットからリバース
Back Screen
 バック・スクリーン
 スクリナーの心得
 ムービング・スクリーンへの注意
 バックスクリーンのメリット
 バックスクリーンのセット位置
 ディフェンスポジションによる対応
 スクリーンプレーの指導時期
Staggered Screen
 マルチスクリーン
Advanced Post Reaction
 ポップアウトからバックカット
 ウイングとポストのインターチェンジ
 ドライバーとサークルムーブメント
Post Blocking ポスト・ブロッキング
 ポストマンがブロッカー
 フレックスカット
 シャッフルカット
 UCLAカット
Post Passing
 レイカームーブ
 リロケイト
 ユタムーブ
3 - Out, 2 - In 3アウト・2イン
Pin and Skip ピン・アンド・スキップ
Zone Offense ゾーン・オフェンス
 3アウト
 4アウト

VOL. 2 Dribble Drive Motion

 基本的に4アウト、1センターのフロアバランスで、センターはヘルプサイドにポジショニングするオフェンスです。元々は高校のコーチであったウォルバーグ(現NBAナゲッツ・アシスタントコーチ)が開発したオフェンスで「AASAA attack, attack, skip, attack, attack 」と呼んでいました。これをメンフィス大学コーチであったジョン・カルパリ(現ケンタッキー大学コーチ)が一般向けにモディファイして「ドリブル・ドライブ・モーション( DDM )」と名付けました。ボールハンドリング能力の高いガードによるドリブル・ペネトレーションがキーとなっていて、ディフェンスにとって止めるのが最も難しいオフェンスのひとつです。スペーシングとギャップをどうつくるかがポイントです。

本編 53:45

History of DDM
 ヒストリー
Basic Principles
 スペーシング
 スロットと4つのゾーン
 シュートの割合
 3つのドライブコース
Back Door
 バックドアー
Kick Up
 キック・アップ
 ドリル:クイック・レイアップ
     クイックジャンプショット
     プレッシャーシューティング

Kick Up and 3P
 キックアップ・アンド・3P
Blur Screen
 ブラー・スクリーン
Give and Go
 ギブ・アンド・ゴー
Cardinal 2 on 1
 基本的な2 on 1
 速攻 4つのフェイズ
From 1 on 1 To 2 on 1
 1 on 1から2 on 1へ
2 on 2 Guard and Post
 2 on 2 ガード・アンド・ポスト
3 on 3 Guard, Post and Corner
 3 on 3 ガード、ポスト・アンド・コーナー
 オポジット・コーナー
4 on 4 Guard, Post and Both Corner
 4 on 4 ガード、ポスト・アンド・両コーナー
 ポストアップした場合
 ポストにパスが入った場合
Weave Pattern
 ウィーブ・パターン
Entry エントリー
 攻撃のきっかけ1〜3
Touch Pass
 タッチ・パス
Scramble 3 on 2 スクランブル 3 on 2
 スクランブル 3 on 2
 速攻からDDM
Conclusion
 終わりに

VOL. 3 Pack Line Defense

 パックラインディフェンスはマンツーマンディフェンスのバリエーションです。最初に理解して欲しいのは、ボールマン・ディフェンスのプレッシャーがベースとなっていること。3ポイントラインの1mほど内側に想定上のパックラインを描いて、ボールマン・ディフェンダー以外の4人はこのラインの内側に位置します。ディナイをせず、ペリメーター上でのパスは許しますが、ギャップを突いてくるドリブル・ペネトレーションに対して準備してボールを止めます。パックラインの内側にいるディフェンダーはすでにヘルプポジションにいることになるため、ヘルプ&リカバーが簡単に行なえる利点があります。

本編 50:29

Introduction 序論
 ポジショニング
 ディナイ・ディフェンスとの違い
 ミドル方向へ導く
  破られてはいけない5つのエリア
  3つのポジション
  ヘルプディフェンスの原則
 クローズアウト
 ジャンプ・ツー・ザ・ボール
 ボール・プレッシャー
  ドリル:Shell Drill
Basic Principles
 レイアップシュートを打たせない
 リバウンドを取られない
 ボール・プレッシャー
 ボールマンとオフボールプレーヤーの間に位置する
 ドライブは早めにヘルプ
 必ずシュートチェックに跳ぶ
Important Considerations
 フィールドゴールの割合
 3Pシュートの割合と試投数
 ターンオーバーの数
 ファウルの数

Standard Lines and Area
 ピックアップライン
 ヒートアップライン
 パックライン
 ボックス
The Mentality for Defense
 プライド
 責任感
Post Defense ポスト・ディフェンス
 3/4後方・ハイサイドから
 Be on line, up the line
 リードパスが出されたら背後に移動
 パスが入ったら一歩下がって片腕の距離
 振り向いたらフリーフットを抑える
 シュートに対してはアームアップして密着
 ドリブルに対しては体で壁を作って止める
Post Help ポスト・ヘルプ
 ウイングはベースラインを背中にディグ
 ベースライン方向には絶対に抜かせない
 ボールサイドのウイングはヘルプしない
 トップあるいは逆サイドのウイングがトラップ
 逆サイドのゴール下からのトラップはしない
 Pass Trap
 Dribble Trap
Ball-man Defense ボールマン・ディフェンス
 エルボーには行かせない
 ボールマンとの距離
 クローズアウト
  ドリル:クローズアウト・ドリル1〜4
 リトリートステップ
 Coordinated Play
Screen Defense スクリーン・ディフェンス
 クロス・スクリーン
 ダウン・スクリーン
 ボール・スクリーン
Conclusion 終わりに

*撮影時の状況により一部映像が暗かったり不安定な箇所がございます。

日高 哲朗(ひだか てつろう)

1953年鹿児島県生れ。東京教育大学卒業後、筑波大学大学院体育科学研究科博士課程修了。現在、千葉大学教育学部教授、同大学バスケットボール部監督。特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会常務理事。東京教育大時代にはキャプテンとしてインカレで活躍。特に米国のコーチ学に造詣が深く、その幅広い知識と理論構成は高い評価を受けている。01〜02年筑波大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ。02年関東1部リーグ優勝。著書『バスケットボール 戦術の基本と実戦での生かし方』(マイナビ)『個の力を伸ばすバスケットボール個人技術練習メニュー180』(池田書店)『バスケットボール指導教本』(大修館書店)、共訳に『バスケットボールコーチングバイブル』(大修館書店)、DVDには『日高哲朗 教えるために教わろう!親が子に教えるための「シュート レッスン」全2巻』『キッズ・シューティング・プログラム全2巻』『BASKETBALL PROGRAM for Kids 全2巻』『コーチ:スポーツ空間の演出者 全1巻』(以上、スポーツ指導者支援協会)『BASKETBALL METHOD全10巻』『BASKETBALL METHOD2全10巻』『BASKETBALL すべてはシュートのために全3巻』(オーディオビジュアルネットワーク)