昨年に引き続き、スペインバルセロナで育成チームの監督を務める坪井健太郎氏を講師にお招きします。
試合を分析して練習へとつなぐ作業は、指導者にとって日常的に頭を悩ます課題と言えます。まず第一に、試合をどのように分析していけば良いのか、それを具体的な練習メニューへとどう落とし込んでいくのか。「日頃、感覚的に行なっている作業をもう一度、論理的に客観的に見直してみたい」、昨年の受講者アンケートでもっとも多かった要望でした。
今回、坪井監督が指導しているU.E.コルネージャ・ユースを例に、坪井監督自身がどのように試合を分析し、どう練習に落とし込んでいるのか、その流れを試合映像等を用いて具体的に解説します。
サッカーの本場スペインでの「監督」は、常に進退を問われる厳しい立場にいます。それは育成段階でも変わりません。まさに「指導者としての戦い」と言って良いでしょう。日々、凄まじいプレッシャーと、もちろんサッカーの喜びを同時に味わいながら戦い続ける坪井監督、そこにいるからこそ語ることのできる何かをみなさんと共有したいと思います。