チームを率いてリーグ戦を戦い、トーナメントを勝ち上がっていく。指導者は年度の始まる前からあらゆることを想定して、どんなチーム、どんな選手をつくっていくかを考え、実行に移していくでしょう。でも、競技としての勝敗は必ずついてしまいます。

　全日本学生選手権に優勝11回、準優勝5回。そして全日本総合バスケットボール選手権大会で3位２回。愛知学泉大学でこうした戦績を残した木村功先生は「過程が財産であり、貴重な宝物だ」といいます。
　「現代では自分で活動するよりも人や機械に頼り、自ら体験する・経験するチャンスが減少しています。バスケット活動は、頭で考えたことを体で表現しなければなりません。練習では考えるより判断、覚えるより慣れる、つまり知っていることとできることは異なります。勉学もスポーツ活動も、知識をいくら“教”えてもそれは“育”にはなりません。良い指導かダメな指導かの評価より、子どもたちがどう育って行くか、そこに指導者がどうかかわっていくかが重要なポイントです」。
　正確を求めても失敗が必ずあり、失敗を恐れていては消極的になります。プレッシャーの中で競技力も精神力も挫折しそうになるかも知れません。その困難を競技者と指導者がカバーしあいながら克服していく過程の中で、指導者自身も育っていかなければならないのです。

木村　功

チャンピオンシップにつながる選手づくり

〜選手育成の中で指導者も育っていく〜

平成22年12月3日(金)午後6時30分〜午後9時
＊受付は開始前30分前になります。

新宿文化センター　第１会議室　＊ご案内図

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スポーツ指導者、指導者希望者、チームマネージャー等

男女・経験不問　意欲のある方40名

木村　功（きむら　いさお）
昭和24年愛知県生まれ。前デンソー女子バスケットボール部ヘッドコーチ。前愛知学泉大学女子バスケットボール部監督。東京教育大学体育学部卒業後、安城学園女子短期大学附属高等学校教諭。昭和56年愛知学泉大学女子バスケットボール部監督に就任。昭和59年愛知学泉女子短期大学講師等を経て平成10年愛知学泉女子短期大学体育学教授。同大監督就任以来、20年連続で全日本総合バスケットボール選手権大会、全日本学生バスケットボール選手権大会に出場。オールジャパンでは3位入賞２回。インカレでは優勝11回、準優勝5回、3位１回。日本女子学生選抜大会では優勝11回、準優勝１回、3位１回。ユニバシアード神戸大会監督、アジア・インタシティ大会監督。日本学生バスケットボール連盟全国理事、日本体育協会オリンピック強化コーチ等要職を務めた。

受講料　一般　6,980円（税込）　　学生　5,985円（税込）

＊学生割引は専門学校生、大学生、大学院生を対象とします。お申し込み時に、学生証の「在籍する学校の名称、学生証番号、有効期間」を必ずお知らせください。申し込みフォームの「メモ」欄にその旨ご記入ください。