講習後半は、「トレーニングのあり方」を改めて問い直します。近年、「考える力を養う」ためと称して自主性を尊重し、緩やかな枠の中での指導が試みられる中、選手に対する「強制」的な指導は否定的に捉えられがちです。しかし選手が課題を克服していくためには、反復的なトレーニングも欠かせないことを忘れてはいけません。指導者の立場を利用して精神的に圧迫するような「強制」は論外ですが、パフォーマンスを高めるために選手をある方向に強く導き、「強制」を「矯正」に利用するという指導はもっとあってしかるべきではないか、曽田氏はそう考えているのです。
率直に、そして大胆に問い掛ける曽田氏を中心に、受講者のみなさんとサッカーの指導について熱く活発な議論を交わす一夜を提供したいと考えています。指導者の方はもちろんですが、選手という立場から今後を考えておられる方など、世代や立場を超えた会を目指しています。