一中学校教師でありながら、総合型地域スポーツクラブを立ち上げて社会人クラブチーム、ジュニアユースチームを監督・運営する実践家に直接お話しを伺う機会を設けます。
　徳田恒徳氏（ASCあつまスポーツクラブ）は小学校５年生のときにミュンヘン遠征に加わり、スポーツ環境の違いに驚きを禁じ得なかったと言います。それは単に彼我の違いに驚いたという以上に「スポーツ」を取り巻く人々の生活・社会に強い興味を抱いたそうです。もちろんその時点で具体的な何かを得た訳ではなく、漠然としながらも強い印象を持ったというのが実際でした。
　その後U-17日本代表等の選手時代を経て、教師という立場で指導者の歩みを始めたときに、日本のスポーツ界の現状に愕然とします。その際にまず第一に頭に浮かんだのが、あのミュンヘンで見たり知ったりした「スポーツ環境」でした。

　スポーツができること、社会に貢献できること。常に自分を成長させてくれたのは「指導者との出会い」であり、スポーツが社会に与えるインパクトは大きいものであるという確信がありました。徳田氏は今できることは何かを考え、実際に「変えていく」ために行動します。誰でも「こうしたらいいのに」と考えることはできても、それをどのように形にするのかわからず、次の一歩が踏み出せません。「スポーツを通した活気ある場所づくり」という壮大な課題に取り組む徳田氏は「日々勉強」と言います。
　地域的には不利な北海道で、どんなアイデアと工夫、努力の中で今の状況を生み出してきたのかを徳田氏ご本人に直接伺い、閉塞感のあるスポーツ環境の打開に向けた発想や実践の糧にしたいと考えています。

スポーツを通して活気ある場所づくり〜一教師の挑戦

平成21年11月29日（日）　午後6時30分〜午後8時30分

＊各回受付は開始前30分前になります。

札幌市男女共同参画センター　第４研修室

〒060-0808 札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内　TEL011(728)1222
ＪＲ札幌駅北口徒歩3分（北口地下歩道12番出口横から建物の中まで直通です）
地下鉄南北線さっぽろ駅徒歩7分　東豊線さっぽろ駅徒歩10分

育成年代指導に興味のある方・指導者・指導志望者

　＊サッカー以外の指導者も大歓迎

男女・経験を問いませんが、意欲のある方30名

徳田　恒徳　（とくだ　つねのり）

1972年北海道室蘭市生まれ。苫小牧市立啓北中学校山なみ分校教諭。ASCあつまスポーツクラブJr.ユース及びトップチーム監督。JFA公認A級コーチ。JFA公認47FAインストラクター。室蘭大谷高等学校を経て、国士舘大学卒。国民体育大会10回出場（少年3回、成年7回）。98年U-17日本代表。大学卒業後、高校・中学校などで指導にあたる一方、北海道トレセンU-14指導スタッフ、国民体育大会少年代表コーチなどを歴任する。現状の打開を目指して04年ASCあつまスポーツクラブ（総合型地域スポーツクラブ）を立ち上げ、運営に関わる傍ら、Jr.ユース及びトップチーム監督として活動する。08年からは中学生のブラジルサッカー留学を推進する。

一般5,250円（税込）　学生3,150円（税込）

＊学生割引は専門学校生、大学生、大学院生を対象とします。お申し込み時に、学生証の「在籍する学校の名称、学生証番号、有効期間」を必ずお知らせください。申し込みフォームの「メモ」欄にその旨ご記入ください。