最終更新日
Tue, Nov 4, 2008
 選手の心をつかむ 〜スポーツ現場におけるコミュニケーション
 スポーツ社会学を専門とする日高哲朗千葉大学教授は、大学の先生らしくないかみ砕いた講義で有名です。特に海外の難解な最新理論を巧みなたとえを用いて解説されると、聞いている私たちがにわかに頭脳明晰になったかのような錯覚さえ覚えます。日頃何となく感じていたことに「方向性」を与えられる感覚です。

 今回は「選手の心をつかむ」という大きなテーマに対して、スポーツ指導の現場から見た「コミュニケーション」についてまとめていただきます。指導者の「ことば」がどのように「選手」に伝えられ、理解され、受け入れられるのかを理論的に整理するとともに、日高先生自身の身近な例をあげながら「理論」を具体的な事例に結びつけて解説していただきます。

 「何やってるんだ!」ということばにはどんな意味があるのか?
 コートでじゃれ合っている選手は「元気」なのか「騒がしい」のか?
 選手はなぜ指導者のことばを聞こうとするのか、あるいは聞こうとしないのか?

 他にも取り上げられる具体的題材は多数ありますが、指導する立場からの「コミュニケーション」論をぜひ一度整理する機会にして欲しいと願います。

 日高哲朗(ひだか・てつろう)1953年鹿児島県生まれ。東京教育大学卒業後、筑波大学体育科学研究科博士課程修了。現在、千葉大学教授。同大学バスケットボール部監督。東京教育大時代にはキャプテンとしてインカレで活躍。その後はユニバシアード大会のコーチなどを務めた。特に米国のコーチ学に造詣が深く、その幅広い知識と理論構成は高い評価を受けている。2001年から2002年にわたって筑波大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ。苦境にあったチームを建て直し、たった1年で関東1部リーグ復帰果たし、2002年には24年振りという関東1部リーグ優勝を成し遂げる。単に理論だけでなく、実践においても有数の指導者であることを内外に知らしめた。忙しい日々を送りながら、文部科学省や日本体育協会の委員会にも精力的に参加。
日高哲朗氏
テーマ
選手の心をつかむ 〜スポーツ現場におけるコミュニケーション
講義内容
1)一般的な伝達モデル:移送=伝達理論
2)スポーツ指導の現場(言語化→身体化、理解)
3)「移送=伝達」から「理解=受容」へ
開催日時
開催日:平成20年12月16日火曜日

開催時間:午後6時30分〜午後8時30分 *各回受付は午後6時になります。

開催場所
新宿文化センター 第2会議室 *ご案内図
〒160-0022新宿区新宿6−14−1 TEL03(3350)1141
JR・京王線・小田急線 新宿駅東口徒歩15分
西武新宿線 西武新宿駅徒歩14分
東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅E1出口徒歩6分 東新宿駅A2出口徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線 新宿三丁目駅B3出口徒歩11分 
都営新宿線  新宿三丁目駅C7出口徒歩10分
都営大江戸線  東新宿駅A2出口徒歩7分 
都営地下鉄大江戸線 国立競技場駅 A4出口徒歩1分
募集対象
現在、コーチとして現場で指導をしている方。
また将来、スポーツの育成指導に関わっていきたいと考えている選手や学生。
募集定員
男女・経験を問いませんが、意欲のある方20名
受講料
1名 5,040円(税込) *税抜き4,800円
事前のお申込み、お支払いが必要になります。
なお講習終了後、懇親会を予定しております。別途費用は3,000円〜5,000円程度とお考えください。
本会会員には会員割引(5%引き)が適用されます。この機会に入会をご検討ください。
入会案内入会申込書はこちらから。
sportifblog privacy shotorihiki
sportsrally