チームをどのようにつくっていけば良いのか?
選手とうまくコミュニケーションが取れない。選手の個性や価値観を見分けられず、誰にも同じように教えてしまう。自分の体験ややり方をつい押し付けてしまいがち。自発性や自律性の機会を奪って教えすぎているように思う・・・振り返ると、指導方法にまとまりがなく、体系的に考えるスキルにさえ欠けているように思われる。
子どもたちのために、選手のために、と言いながら自らのチームマネジメント能力をきちんと身につけて来なかったと考える指導者が数多くいらっしゃいます。しかし、実際には「チームマネジメントを学ぶ機会がなかった」という方が正しいのかも知れません。見様見まねで何となく行ってきたことを一度検証すべき「時期」が来ています。
では指導者(監督/コーチ)が取り組むべきことは何でしょうか?
選手には「いかに自ら勝ちたいと思わせられるか」「いかに進んで激しいトレーニングに取り組ませられるか」「いかに向上心、学習能力を高められるか」。そして指導者自らには「チームをいかにマネジメントするか」。
「討論」形式で参加者全員が互いに自分の考えを述べ合い、意見を交換する形式を用い、題材を次の3つにカテゴライズしてプログラムを展開していきます。
「チームマネジメント=チーム創り」
「コーチングスタイルの確立=指導者のための実践コーチング論」
「選手育成のためのチームシステム=ヒューマンリソースマネジメント」
これらをそれぞれ4回ずつの各3時間講習で組み立てます。つまり12回構成の講習会となります。