最終更新日

Thu, Mar 13, 2008

「NBAプレイヤーの素顔」

１５）オフシーズン

　レギュラーシーズンだけで11月1日から4月第２週目までの約80試合。長く過酷なシーズンを終えると、プレイヤーの体には想像以上の負担がかかり、体はぼろぼろになっている。シーズン終了後、真っ先に手術に向かうプレーヤーは多い。少しでも早く手術に取り掛からないと来シーズンに向けた「準備」を遂行できなってしまうからだ。手術の必要がないプレイヤーは、大学に戻って学位を取得する者、旅行をして世界への視野を広げる者、また、地域への社会貢献を行い、地域社会へ還元する心の広いプレイヤーも多い。

　それぞれの時間を過ごし、9月からチームは始動する。また、レギュラーの座が決まっていないプレイヤーは8月からのサマーリーグに参加することとなる。
　時間は有限だが、その有限の中に人間の無限の可能性がある。可能性を追求するかしないかは自分だけが決められる。それは「やる」か「やらない」かという意思と行動力だけだ。

7月にフロリダで特訓するブラッドリーと、練習後に食事を共にする筆者。	筆者と都内でバスケ教室を開催した際、表参道を散策するブラッドリー夫妻。